2週間苦しめられていた夏風邪がやっと良くなった。
そして心は竿を振れない苦しみから解放されたくなった。 金曜日の朝、どこで竿を振ろうかとパソコンを開いてみる。 北の本流はもう終わりと思っていたが、雨が降った後のようで濁りが残っているものの、水温は低めに推移していた。 きっと朝だけならチャンスはあるだろう。 病み上がりの今の僕には朝だけの短時間釣行くらいが丁度良い。 金曜日の夕方に美深に入り、彼女とふたり、ふらっと入った居酒屋で地元の人たちと笑いアットホームな時間を過ごす。 たまにはこんな釣り旅も楽しくてとてもいい。 翌朝、フィールドは厚い霧に包まれ、夏なのにウエーディングジャケットを着ても肌寒く感じた。 一番目のポイントは3週間前の実績ポイント。 水温は14℃、前回よりかなり低い。 そして、それに反比例するかのように期待は高まる。 ファーストキャストは彼女から。 僕はルアーを忘れ車へ、そして、戻ってくるとランディングネットを持っている彼女が遠くから見えた。 40cmUPのニジマスをネットインしていた。 釣れてよかったと一安心。 やっとスタートできるようになった僕は彼女の下流で竿を振る。 流芯の奥へクロスでキャスト。スプールから糸を出し強い流れに乗せる。 ミノーがターンを始めリップに水を受け泳ぎ始めた途端にヒット。 ジャンプ、そして疾走を繰り返す。 ドラグの鳴る音が心地いい。 綱引きに負け観念した魚が目の前に寄ってきた。 40cmアップのニジマスだと確認できた。 そして余裕でネットイン。と思ったらフックが抜けた。 観念していたニジマスも突然解放されたからか、自由になった事に気づいていない様子。 僕の目の前で暫く定位し流れに戻っていった。 不思議とやり取り出来ただけでも十分満足だった。 そして2番目のポイント。 ここも水温が低い。そしてライズもあった。 真剣に竿を振っている彼女。 もうキャストもアクションも十分に様になっている。 そんな様子を見ていたら、突然、彼女の真正面の流芯で大きなニジマスがジャンプした。 「きたー」と彼女が叫んだら、「あー、切れた」と彼女。 どうやらドラグが目一杯締められていたようだ。 その後、リトライする彼女にはレッドバンドの入った×××マスが2匹。 僕にはウグイ。 最近はフックアウトばかりで詰めが甘い僕。 そしてスプーンでの釣りは彼女に敵わない事を悟った。 あ、あ、、、、50cmアップを釣ってウナギを食べたい。
by maximizer828
| 2013-08-07 11:42
| ルアーフィッシング
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